05月4

地味な女の子のスピーチ

そろそろ雑談乙って言われそうな流れだから10年経ってるし時効だろうと投下。

当時、働いてた会社にA子という美人だけど仕事は全くしない社員が居た。
性格も自己中で高飛車だったので部署内でも男女問わず嫌われてた。
そのA子が結婚する事になったという。相手は他部署の営業マン。
はっきり言って結婚式に出席したくなかったが、上司が出席するというので
仕方なく同じ部署の社員は強制参加。
A子の性格を現す様にA子側の列席者は両親を除けば会社関係者とただひとり学生時代からの友人だというB子のみ。
B子は、A子とは対照的に地味な感じの女性でA子にも友達居たのかという感じだった。

結婚式自体は、退屈にセオリー通りに進行。
ブーケトスで誰も欲しがらず床に落ちたブーケをB子が拾ったりしてたくらい。
とりあえず一通りの催しが終わって、司会者が「A子さんの親友のB子さんのスピーチです」と紹介。
此処から不幸の式に発展。

B子はA子とは本当に対照的に地味な感じの子。
疎らな拍手の中、B子のスピーチが始った。

「A子とは高校時代からの友達です。私は高校生の頃から今日のこの日を楽しみにしてました」

「私はA子の奴隷として今まで生きてきました。私の初体験はA子にやらされた援交でした」

「私の初体験は5万円でA子に奪われました。逆らうと容赦なく殴られて蹴られて、裸にされた写真をばらまくぞと脅されました」

「A子の金蔓としての関係は大学生になるまで続きました。A子も援交してました」

会場は水を打ったようにシーン。高砂のA子呆然。
会場の人がB子にスピーチを止めるように声を掛けるもB子止まらず。

彼氏を寝取られた事や風俗で働かされた事まで暴露。
途中から高砂のA子が「ウソよー!!!」と絶叫。
挙句にB子は、トドメと言わんばかりにボイスレコーダーをオン。
マイクからはA子とB子の電話のやり取りらしいものが。
内容は、A子が妊娠した事。父親は、当時の部署の上司だという事。
でも既婚者だし出世もしなそうな上司に見切りをつけて、二股掛けてた新郎と結婚するという内容。

上司は奥さんと一緒に出席してたので大パニック。
新郎真っ青。新婦(A子)絶叫。
B子、慌てた会場係に両脇抱えられて退場。
A子の両親放心。新郎の両親真っ赤。

そこからは、もう結婚式って雰囲気でもなく新郎両親がA子に詰め寄って破断だ!って叫んだり
まさに修羅場。
披露宴終了を待たずにご祝儀返されて解散。

その後、B子の言ってた事は事実で当たり前だがA子破談。
上司離婚で地方の窓際族に左遷。新郎退社。

めでたい席で一気に色々な人が不幸になった伝説として10年経っても語り草になってる。
とりあえず時効だろうから、投下してみた。
長文すまそ。

新郎は気の毒だったけど、他人の子供の親にさせられずに済んでよかった。

コピー